2013年3月11日月曜日

何気ない日常はどんなものよりもありがたいと思います

今日で東日本大震災から2年経ちました。

2年前の今日、私たち家族は住んでいた家を失いました。

振り返ってみて思うこと。

それは

「何気ない日常はどんなものよりもありがたい」

ということです。





帰る家があって、

水や電気が自由に使えて、

生活用品はいちいちストックしなくても

いざとなったらスーパーに買いに行けると思っていたことが

どんなに恵まれていたか。

朝見送った家族が夜元気に帰ってくることが、

どんなに幸せなことか。

被災するまで、私はそれに気付く事が出来ませんでした。






このブログや本の中で何度か言っていますが、

沢山の物に囲まれた生活は、時に危険です。

一瞬で凶器になるんです。




今まで多くの物に囲まれていましたが、

家を失った後、仮住まい先での暮らしが始まり

そこでかき集めた日用品は、ほんのわずかの物だけでした。

それでも十分生活が出来た時、

「あぁ、今まではなんだったんだろう…」

と思いました。




どこになにがあるか把握出来ていて、

必要な物がすぐ取り出せて、

身の安全を確保出来る家。

物はあまり持たないけれど、

生活必需品のストックや、緊急時の必要品はちゃんと持つ。

これが私の目指す家です。

これは地震だけじゃなく、その他災害や火事など

多くの困難にも強い家だと思います。




最後になりましたが、

東日本大震災でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。




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