2012年6月18日月曜日

今日も地震で起こされて

以前、防災グッズはどうしているかとの質問がありました。

震災関連の事は、慎重に書きたかったので、

しばらく寝かせていましたが、

今日、早朝から比較的大きい地震があったので、

書こうと思います。




私は、

牛タンとずんだの街に住んでいます。

去年の大震災も経験し、住む家も失くしました。

中心部の近くに住んでいるので、津波被害ではなく、

当時の家が古かったので、だめになりました。

いくら汚屋敷といって嫌っていても、

ある日突然住めなくなってしまうと、

不安で、辛かったです。




震災を経験して学んだ事のひとつに、

「家の中を綺麗にする事は、命を守るという事」があります。

当時、我が家は物置系汚屋敷だったので、

その中での揺れは、本当に恐ろしかったです。




勿論、怖いのは、揺れている最中だけではありません。

揺れが収まった後、いざ避難しようにも、

避難の際に必要な物が、見つけられないのです。

家の中は普段から散らかっていて、地震でもっと物がぐちゃぐちゃになる。

物が多ければ多い程、沢山の物が散らばります。

その中で、懐中電灯、ラジオなどはなかなか見つけられず、

非常に不便でした。




また、なんといってもペット。

揺れに怯えて、瞬時にどこかに隠れてしまい、

猫を探すのに時間がかかり、すぐに避難出来ませんでした。

あの時、家が片付いていたら、

カゴの場所がちゃんと把握できていたら、

揺れた瞬間、猫を捕まえて、もっとスムーズに避難出来たなぁ…と、

思います。



これを教訓に、今の家では、

防災面も考慮し、整理整頓を心がけています。

多くの物を、持ちません。

高いところには、物は置きません。

物にはすべて置き場所を設定し、

パニックになっても、すぐに取り出せる様にしています。







物が少ないと、

掃除が楽で、物の管理が楽で、家も綺麗に見えて、動線も確保出来る。

そして、防災面でも安全を確保出来る。

住みやすい家作りと、命を守る家作りって似ているんだなーって思いました。







我が家では、玄関を開けてすぐの所に収納を作り、

防災グッズを入れています。








●猫達のカゴ。とにかく人も猫もパニックになるので、取り出しやすい位置に。

●バケツにヘルメット、緊急持ち出し袋、コンロ、ラジオなど被災後に役立った物。

ちなみにこのバケツは、水を汲みに行く時にも使います。

●鍵付きのトランク。避難所に行く際に、貴重品等を入れられる様に。

●台車。被災直後、ガソリンが手に入らず、車が使えなくて色々苦労したので。

●猫のサークル。一応用意してあります。



なお、この中に非常食は入れていません。

(緊急持ち出し袋の中には、アルファ米は入れていますが。)




我が家は、ローリングストック制を取っています。

普段食べている物や使っている消耗品を、多く備蓄するという方法です。

以前は、非常食は非常食として、別に用意していたんですが、

管理が大変で。

非常時じゃないと食べないような物が、

一斉に賞味期限が切れるので、無駄になってしまうし、いちいち気になってしまう。

その時、ローリングストック制を知って、

あ、これなら出来るかも!と実践しています。



以上、私なりの、持たない暮らしの防災対策でした。

詳しい防災グッズの紹介は、

住んでいる地域の特性や家族構成によって、

必要な物が変わってくると思うので、

省略させていただきます。

我が家は中心部よりだったので、
復興が早かったのですが(道路等の被害も比較的少なかったので)、
ちょっと外れると、復興の進度が大分変わってしまいました。
なので、一概には言えないのです。














良ければ押してください。
にほんブログ村 その他生活ブログ 断捨離へ